【独立系・助言型ロボアドバイザー】資産の窓口を徹底解説!

ロボアドバイザーの新しい形を提案する『資産の窓口』

今回取り上げたいロボアドバイザーは、資産の窓口です。
フィンテックベンチャーである財産ネットが提供する新しい形の助言型ロボアドについて、当サイトでも評価をしたいと思います。

財産ネットは、ソニーやGREEに所属していた荻野氏が2015年に立ち上げたフィンテックベンチャーです。

財産ネットは、最初に『兜予報』を手がけ、株式取引を行う投資家層に急速に訴求しました。兜予報は、株価の情報や株価予測をAIを用いて提供してくれるもので、①統計学、②金融工学、③機械学習(AI)を駆使し,、万人に運用のプロの技術を提供してくれる、他にはない有用なサービスです。

兜予報を通じて証券会社ともつながれるサービスも展開しており、財産ネットは既存金融機関との協業も積極的に行っています。

その財産ネットが提供する、『資産の窓口』は、これまで国内のロボアドサービスでは提供されていなかった、ロボアド機能にプラスして、人のアドバイザーにも相談できるサービスを追加したハイブリッド型のサービスとなっております。人のアドバイザーとしては、銀行や証券会社のアドバイザーを予定しているようです(2017/8/25時点では未提供)。

さて、そんな資産の窓口ですが、以下の4つの視点から分析し、格付(S>A>B>C>Dの5段階)を付与したいと思います。

  1. ポートフォリオ構築・助言機能
  2. 運用実務機能
  3. ユーザー管理機能
  4. コスト(手数料)

助言型と、投資一任型を横並びで比較するのは、難しいですが、投資一任型とも比較できるような視点を極力盛り込むことで、比較を可能にしているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

1. ポートフォリオ構築・助言機能

助言内容は、他の助言型ロボアドサービスと比較すると、手厚い印象です。特に、ユニークな点は、ロボアドだけでなく人の助言も受けることが出来る点ですが、その他も含めた主なポイントは以下でしょうか。

  • ライフプランに基づいた運用方針・計画だけでなく、日々の消費動向に対しても収支改善を立案してくれる
  • GPIFの資産構成をベースに、アンケート回答の志向を加味したアセットアロケーションを提案
  • 投資家に提案するポートフォリオの数は不明ですが、相当数ありそうな印象です(恐らく46通り=4,096通り?)
  • ロボアド助言だけでなく、人の専門家の助言も受けることが出来る
    • エコノミストやアナリストといった人の専門家にも相談が可能
    • 銀行や証券会社のアドバイザーを通じて、具体的な運用商品の相談が可能(2017/8/25時点では未提供)

参考までに、我らが国民年金を運用するGPIFの資産構成は、現在では、以下のようになっており、株式の割合が多くなっています。

国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
35% 25% 15% 25%

2.運用実務機能

助言機能については、ユーザ登録をしてから、詳細に利用することができるようになり、メンバーサイト内で編集や調節が自由に可能となっています。

3.ユーザー管理機能

UIはやや複雑ですが、そこまで分かり辛い作りにはなっていません。資産構成や過去シミュレーション、元本割れ確率といったベーシックな情報を記載しています。

また、個々人の消費性向を反映したキャッシュアウトも加味することで、資産形成計画の将来予測も付いており、最終的なゴールがどうなるかが分かり易い点もプラス評価でしょうか。

4.コスト(手数料)

助言型ロボアド全般に言えることですが、助言サービスそのものには、手数料はかかりません。

なので、ユーザー側から見たコストは、投信手数料(売買手数料や信託報酬等)や証券売買手数料となります。この辺は、どの銀行や証券会社がアドバイザーに付くかで、状況は変わってきますので、注意したいポイントと言えそうです。

まとめ

以上、4つの視点で分析してきた結果、資産の窓口の評価はAとします。

ロボアドによるポートフォリオ助言機能や、将来予測等もしっかり見せてくれることに加え、割と自由に自身の志向を反映することができる点は評価が高いです。そして、何より、人の専門家にも相談できる点は国内では初であり、ユニークな点として評価したいですね。

登録だけなら、無料でできるので、とりあえず無料登録だけでもしてみる価値はあるのではないでしょうか。

実は、米国では、ロボアドだけのサービスは飽和状態にあり、徐々にこうしたハイブリッド型のサービスが主流になってきています。有名所だと、パーソナルキャピタルなどです。

米国では、人のアドバイザーとして、IFAと呼ばれる独立系のファイナンシャルアドバイザーとつながれるため、中立的なアドバイスが期待できますが、資産の窓口では、あくまでどこかの金融機関に所属するアドバイザーとなるため、中立性の観点で疑問が残る点は否めません。 

とはいえ、日本でもIFAは徐々に増えてきていることを考えると、いずれは資産の窓口でIFAとつながれる日は来ることが想定されます。加えて、財産ネットが既に提供している兜予報等の革新的な既存サービスを踏まえると、今後のサービス向上は期待できるため、当サイトでは、引き続き資産の窓口の動向に注目していきたいと思います。

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