【ICOファンド】CYBRiDGE GROUP ICO FUNDは情報先と使えるか?

どうも、eVestment BootCampの管理人、一億総投資家社会を目指す木戸です。

ついに、日本でもICOを専門にするベンチャーキャピタルファンドが出てきました!

その名も…

CYBRiDGE GROUP ICO FUND

サイブリッジグループICOファンドを設立しました。

Bitcoin、Ethereumをはじめ、各種暗号通貨でのチャレンジを支援します。

(出所:『CYBRiDGE GROUP ICO FUND』より)

CYBRiDGE(サイブリッジ)というIT関連の会社が立ち上げたようです。第三者資金は募っておらず、出資者は、サイブリッジグループ各社 及び同社会長の水口氏です。いずれ誰かがやると思ってましたが、ついに出ましたね。こういう動きがあると本当にワクワクしますね。

当コラムでは、このファンドと第一号投資案件について、少し掘り下げてみたいと思います。

一体、どんなファンドで何を目的としているのか?

水口氏は、自身が資金拠出者であると同時に、投資責任者も務めるようです。

ほぼ、水口氏の私的ファンドという色合いが濃いですが、CYBRiDGEのプレスリリースをみると、以下のようにあります。

今回のファンドを通じ、ブロックチェーン関連の企業に投資を行うことで、ブロックチェーン技術に対して、①理解を深め、②その筋の人脈を深め、③自社事業に応用をするということを計画しているようです。

恐らく、投資で利益を得るというよりも、上記の①~③を目的としているのでしょう。

今回のファンドの取り組みを皮切りに、暗号通貨関連事業やブロックチェーン技術を活用したソフトウェアソリューション構築などの事業を展開していく予定です。

海外のパートナーと連携し暗号通貨の取引所・交換所の提供サービスや、グループ内での新規プロジェクトでのICO実施、既存で保有する自然エネルギー発電所などでの知見を活かしたマイニング事業などを予定しております。またファンドとしての活動だけではなく、各種ICOプラットフォームや、暗号通貨取引所との連係・協力関係なども順次強化し、暗号通貨業界およびICO関連の健全な発展にも寄与していきたいと考えております。

(出所:『CYBRiDGEプレスリリース』より)

とはいえ、『実現可能性の低い事業には投資しない』や、『BitBiteCoinを主催・運営し、暗号通貨分野において多くの知見を有するヒューラーキャピタル社の篠原氏をアドバイザーに迎える』との記載があります。

なので、投資先をきちんと精査するのは間違いないと思われます(当然の話ですが…)。また、投資先の開示も行っており、第一号の投資案件として、COMMONS OSプロジェクトにすでに投資を行っているようです。

当ファンドに投資家として出資することはできませんが、投資先の開示を行うようなので、ICO投資において、大いに参考にできそうなので継続的にフォローしたいと思います。1億円を原資に10プロジェクトに投資を行うそうなので、今後どういう案件に投資をしていくのか非常に楽しみです。

といいつつ、果たして信用して良いものかどうか、気になるところではあります。。

本当にICO銘柄選別において参考にして良いの?

そこで、当ファンドの目利きが確かなのかを、以下の観点で見てみたいと思います。

  • 投資責任者である水口氏の目利き力
  • ブロックチェーン技術に関するアドバイザーである篠原氏の目利き力
  • 第一号案件のCOMMONS OSプロジェクトについて

投資責任者である水口氏の目利き力

大学在学中から事業を起こしている経営者です。

CYBRiDGEの事業内容としては、ウェブサイト構築やシステム開発・保守運用、ウェブメディア・広告事業と多岐にわたります。

(正直、多すぎて良く分かりません(笑))

また、事業を拡大するにあたり、多種の事業を買収し、実際にその事業が今も存続しています。そういう意味では、少なくとも既存のインターネット事業の将来性を見極める眼力は、持ち合わせていることが伺えます。同時に、経営する力も。

その一方で、ブロックチェーン関連の事業は、これから学んでいくという姿勢のため、そこの見極め力は未知数です。特に、ブロックチェーンは、事業への応用という意味ではまだまだこれからの技術なので、既存のインターネットビジネスでの知見やノウハウが生かせるのかどうかは何とも言えません。

この辺を踏まえると、インターネット事業に関して、水口氏の目利き力は、経営者として投資家として申し分ない能力を持っていそうです。ただし、ブロックチェーン技術に関しては、未知数な部分が大きいようですね。

アドバイザー篠原氏の目利き力

篠原氏は、多くの、ブロックチェーン関連の会社・事業運営に携わっています↓

  • Hulor Capital Inc.
    • 既存事業をDisruptする仮想通貨系事業に集中的に投資する VC
    • 電力事業をdisruptする仮想通貨採掘事業
    • 投資ファンドをdisruptする仮想通貨自動トレード事業
    • 銀行をdisruptする仮想通貨送金事業
  •  BitBiteCoin.com
    • 2013年に公開したビットコイン情報メディア BitBiteCoin.com では、ビットコイン及びブロックチェーンのビジョンに注目をし、これからの世界をつくっていく基礎テクノロジーの背景にある思想と、それに関わる人達の想いを届けています。
  • SIVIRA Inc.
    • ブロックチェーンの研究開発を専門に行う Startup。自律分散データ経済圏の確立を目指し、独自のブロックチェーンと、それを活用したプロダクトを開発している。ビットコイン取引所として世界有数の bitFlyer から出資を受けるなど、積極的な提携を行い社会変革を目指している。

      (以下、事業概要)

      シビラ独自開発のブロックチェーン「Broof」を活用したログストレージサービス。

      情報の削除・改ざんができないBlockchainの特徴を利用し、権限を持った人でも不正が不可能な環境を実現します。

      Blockchainは楕円曲線暗号とhash値を用いてログの正しさを数学的に証明します。

  • Tokyo Blockchain
    • 都内で開催されるビットコイン・ブロックチェーンに関する定期開催イベント。

      Tokyo Blockchain を通じて、ビットコインやブロックチェーンをはじめとするテクノロジーが切り拓く未来や最新動向、テクニカルナレッジやノウハウを発信・共有していきます。それらの情報をいち早く取り入れぜひビジネスにご活用ください!

  • Bitcoin Blockchain School
    • 投資分析、コア技術、プロモーション、スタートアップ。各分野の専門家が、世界中から集めた情報をリアルタイムに会員限定で公開するコミュニティー。

(出所:篠原氏のウェブサイト『HIRO SHINOHARA』より抜粋)

こういった背景を踏まえると、同氏のブロックチェーン技術への造詣の深さが分かります。恐らく、技術の基礎的な面からビジネスへの応用まで、相当に勉強していることが伺えます。

同氏のブログを見ると、分かるんですが、インプットからアウトプットの仕方まで、常人以上の努力をしており、少なくとも私は信頼における人物と考えます。

COMMONS OSプロジェクトについて

記念すべき第一号投資案件として、選ばれたCOMMONS OSプロジェクトについて調べることで、当ファンドの投資の方向性を見極めたいと思います。

ついでに私も投資を検討します(笑)

当プロジェクトのトークンシンボルはCOMです。ソーシャルビジネスを推し進めるGifted Agentという会社が、興こしているプロジェクトのようです。ソーシャルビジネスの一般的な定義としては…

ムハマド・ユヌス博士が提唱するソーシャルビジネスの7原則

  1. グラミン・ソーシャル・ビジネスの目的は、利益の最大化ではなく、人々や社会を脅かす貧困、教育、健康、技術、環境といった問題を解決することです。
  2. 財務的、経済的な持続可能性を実現します。
  3. 投資家は、投資額を回収します。しかし、それを上回る配当は還元されません。
  4. 投資の元本の回収以降に生じた利益は、グラミン・ソーシャル・ビジネスの普及とより良い実施のために使われます。
  5. 環境へ配慮します。
  6. 雇用者は良い労働条件で給料を得ることができます。
  7. 楽しみながら。

(出所:『UBS Perspectives』より抜粋)

だそうです。なるほど、今はやりのESG(Environment Social Governance)投資ですね。

そうすると、COMを保有しても、配当はあまり期待できないかもですね。基本的には、プロジェクト内で出た利益が再投資に回ることで、トークンの価値が上がることを期待するんでしょうか?

当プロジェクトのホワイトペーパーによると、以下のようなブロックチェーンベースのシステムを構築し、誰でも国を作れるようにするということです。非常に壮大で、ワクワクする事業内容ですね。

COMMONS OSプロジェクトは、ブロックチェーンを活用した新しい時代の電子政府システムです。ブロックチェーンを活用することで、低コストにセキュリティを担保された、行政システムの運営を行うことができます。

(出所:『COMMONS OSプロジェクトのホワイトペーパー』より抜粋)

ただ、関連サイトも含めて調べた限りでは、正直、事業内容の哲学ぐらいしか分かりませんでした。具体的に何をやろうとしていて、それが本当に実現可能性があるのか?は全く分かりません。

ホワイトペーパーは、Googleドキュメント上にあり、パッと見ですが、まだまだ中途半端な内容が載っているだけのようにも見えたので、クラウドセールを行う10月には、今後、色々載ってくるのかもしれません。

ちなみに、確認のために、Contact先(hello@zenos.nertwork)にメールを送った所、宛先不在で届かなかったです。。

好意的に解釈して、ICOを行うサイトは、まだこれから構築するということなのでしょう。

う~ん、投資はしないかな~。少なくとも、投資の判断ができるぐらいのまともな情報開示をしてくれるまでは。。

一方で、CYBRiDGE GROUP ICO FUNDは、以下のようにあるので、このプロジェクトを進める会社と面談をじっくりした上で、投資の意思決定をしているのでしょう。

面談やその他手段で、プロジェクトの実現可能性やその他の条件などを確認させて頂きます

(出所:『CYBRiDGE GROUP ICO FUND』より抜粋)

水口氏のTweetに河崎教祖とあり、この河崎教祖がGifted Agentの代表である河崎氏のことであれば、元々、懇意にしていたのか、このプロジェクトへの投資を通じて知り合ったのか?

いずれにせよ、投資をする上で、プロジェクトの代表と直接議論していることは重要なので、しっかり精査しているという意味では良いことですね。

(裏取りはしてません。あくまで憶測なので、鵜呑みにはしないでくださいね)

まとめ

いかがでしたか?

今回は、日本初のICOを専門にするベンチャーキャピタルファンドCYBRiDGE GROUP ICO FUNDについて調べました。

第三者資金を募ってはいないので、このファンドに投資することはできませんが、投資先を開示しているので、ICO銘柄を選別する上で、大いに参考にできそうです。

当ファンドで選別を行う、投資責任者の水口氏や篠原氏の目利き力は確かであると思われるので、参考指標として信用もできるのではないでしょうか。

最近、ICO銘柄は、本当に有象無象が増えてきています。計画的な詐欺銘柄は論外ですが、本当の専門家からすると実現可能性の薄いプロジェクトでもとりあえずICOを行う事例が跡を絶たないと聞きます。

ICOはベンチャーキャピタル投資なので、専門家のスクリーニングを通るだけで、成功の確度は高まります(それでも100件中、6-7件とからしいですが)。ICO投資を行っている方は、専門家が銘柄選定する、このファンドも参考にされてみてはいかがでしょうか?

皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*