初心者が資産運用で失敗する5つの理由② – 運用計画編

前回の記事にて、資産運用を始めることで、立ち往生や失敗が起きてしまう主な理由は、5つに集約されるとお伝えしました。

それらの理由は、逆に言えば、ポイントをしっかりと押さえ、以下の「投資のPDCAサイクル」を回すことであなたの資産運用は長期的な視点できっと上手く行くということでもあるのです。

  1. 資産運用する目的の明確化(Plan)
  2. 目的に合わせた運用計画の立案(Plan)
  3. 計画に合わせた投資内容の検討(Plan)
  4. 投資を仕組み化(Do)
  5. 定期的な運用計画・投資内容の見直し(Check・Action)

本記事では、2.運用計画立案~3.投資内容検討について、個別に解説したいと思います。

2.目的に合わせた運用計画の立案

資産運用をする上で、目的が最も重要という話はしました。
目的が異なれば、「どの資産にいくら投資すべきか?」という疑問に対する解が変わってくるからです。

例えば、「家を買う」ことが資産運用の目的だとしましょう。

購入の際の頭金①500万円を、②400万円を元手に③3年間で貯めたいとします。この場合、年間何%の利益が出れば良いか分かりますか?

3年間で100万円の利益を出せば良いので、年間約33万円(100万円÷3)の利益を400万円から、生み出す必要があります。
よって、約8%(33万円 ÷ 400万円)の利益を1年間で出せば良いことが分かります。少し、ややこしいかもしれませんが、数式でまとめると以下のようになります。

⇒(①500 – ②400) ÷ ③3 ÷ ②400 = 約8%

つまり、目的を定めれば、自ずと①目標金額(上記の例では500万円)が決まります。
次いで、②元手となる資金(上記の例では400万円)を確保し、それを③何年間(上記の例では3年間)で達成するかの計画が立てられれば、そもそも1年間で何%の利益を出す必要があるのかが計算出来る訳です。

そして、この数値が目標となるリターン(利益率)となるのです。

これは、どういった目的にも応用が可能で、リタイア資金だろうが、結婚資金だろうが、全く同じ考え方で、上記の①~③が決まれば、目標リターンが決まります。

こうして決まった目標リターンが非常に重要で、この数値を用いることで、どの資産にどれだけ投資するかを見極めることができるようになるのです。

ちなみに、このも目標リターンの算出は、恐らく皆さんが最も興味があるでしょう「リタイア資金を貯める」は、より計算が複雑になります。ですが、本質はここでお話ししたことと同じです。

このリタイア資金を貯める際の目標リターンの算出方法は、また別の機会に書きますので、ご期待ください。

3.計画に合わせた投資内容の検討

さて、目標リターンが定まったところで、いよいよ具体的な投資の話になります。といっても、何か金融商品をオススメする訳ではありませんのでご安心下さい(笑)

ここでは、具体的にどの資産クラスに投資すべきかという話を考えていきます。すなわち、株式なのか?日本国債なのか?不動産なのか?銀行の定期預金なのか?…といった大きな括りです。

先ほどの「住宅購入の頭金」の例を引き続き使います。
目標リターンは8%でした。

この目標リターンを達成するためには、どういった資産に投資すべきでしょうか?

銀行の定期預金ですか?…答えはNoです。
最も高い所でも1年で、0.250%の利益しか生み出せません(2017/8/29日現在の各銀行の一年定期預金を参照)
損失を出すリスクはゼロですが、リターンも極めて低いです。
所謂ローリスク・ローリターンの投資という訳です。

では、日本国債ですか?…こちらも答えはNoです。
個人が買える国債は、3年満期のものだと、固定しかないのですが、来月発行予定の第87回債の金利が何と、-0.03%です。
マイナス金利です。国にお金を貸したのに、逆に0.03%の金利手数料を支払うことになります…。
400万円投資したら、毎年1,200円国に支払うことになります。この投資はアホデスネ

じゃあ、答えは何なんだよ!?と言いたくなりますが…

8%の利益を目標にする場合、これだけの高い利益を出そうとすると、株式投資が基本になります。
ただし、前者の2つとは異なり、多く損失を被る可能性も出てきます。
所謂ハイリスク・ハイリターンの投資という訳です。

とはいえ、別に株式投資を勧めたい訳ではないんです。

ここで、言いたい本質的なことは、目標とするリターンの水準に応じて、投資する資産が決まり、負うことになるリスクが決まるということなんです。

目標となるリターン水準が高ければ、ハイリスクな投資になるし、逆もまたしかりです。

また、特に重要なのは、ローリスク・ハイリターンな投資はないという原則です。この話はまた別にしようと思いますが、こういった投資を勧められたら、絶対に詐欺だと思ってください。

ですが、ミドルリスク・ミドルリターンの投資にする方法があり、それがアセットアロケーションと呼ばれるものです。

詳しい計算方法等は、省きますが、簡単に言うと、「目標リターンを達成でき、かつ極力リスクの低くなる」資産の組合せを導き出す方法が、アセットアロケーションによって、最適なポートフォリオを算出する方法なのです。

これは、このサイトでも比較をしているロボアドの本質的な機能となるので、詳しい算出方法等は別の機会でお話ししたいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、投資のPDCAサイクルでもややこしく、でもとても大事な本質的なお話をしました。
学んだことは以下です。

  • 目的に合わせて運用計画を立案する
    • 以下の3点を決めることで目標リターンを算出できる
      1. 目標金額
      2. 元手となる資金
      3. 運用する期間
  • 計画に合わせた投資内容の検討
    • 目標リターンに合わせた投資すべき資産クラスを決める
      • リターン水準に応じたリスク水準に投資する必要がある
      • ローリスク・ハイリターンの投資はない(あったらそれは詐欺
      • 資産を上手く組み合わせてミドルリスク・ミドルリターンを目指すことはできる
        ⇒それが最適アセットアロケーションの算出(ロボアドの本質的な機能)

次回以降の記事では、投資のPDCAサイクルの4と5について、より詳しく解説していきますので、ご期待ください。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*