【既存金融機関系・投資一任型ロボアドバイザー】クロエを徹底解説!

エイト証券提供のスマホ専用ロボアドバイザー

今回取り上げたいロボアドバイザーは、クロエです。
エイト証券が、8Now!に続き、スマホアプリ専用ロボアドサービスとして提供しています。
当サイトでも評価をしたいと思います。

クロエは、2001年創業のネット証券であるエイト証券が、2017年より新たに提供するサービスです。当証券会社のホールディングスである8LIMITEDのミカエル氏はアジアのフィンテックリーダー100人に選出されており、新たなスマホアプリ専用サービスに期待が寄せられます。

さて、そんなクロエを以下の4つの視点から分析し、格付(S>A>B>C>Dの5段階)を付与したいと思います。

  1. ポートフォリオ構築・助言機能
  2. 運用実務機能
  3. ユーザー管理機能
  4. コスト(手数料)

1. ポートフォリオ構築・助言機能

クロエの運用は至ってシンプルで、ベーシックなものです。また、投資対象は東証上場のETFとなっており、取引量を活発化したい東証と協業しているのかもしれません。主なポイントは以下でしょうか。

  • 平均分散法に基づいた時価総額インデックスに対する低コストパッシブ投資を再現(極めて基本に忠実だが面白みがないともいえる)
  • 投資家に提案するポートフォリオの数は3つと、個々人の細かい志向を反映するには少ない印象(分かり易さを追求した結果なのかもしれません)
  • 東証に上場するETFからポートフォリオを構築(8Now!は米国ETFでした)

2.運用実務機能

積立やリバランス、再投資といった基本的な機能は付いているものの、特にユニークな点はなく普通の評価です(8Now!と同じですね)。

3.ユーザー管理機能

クロエは、たった一つ投資目的を決めて、3つの提案ポートフォリオを選択するだけでユーザー側のインプットは完了します。シンプルさを追求した作りとなっています。主なポイントは以下でしょうか。

  • UIはシンプルな表現で分かり易さを追求したデザイン(スマホアプリ専用というのはデジタル世代には受けが良いかもしれませんね)
  • 投資目的を決めるという、所謂ゴールベースならでは、目的に合わせた運用計画を掲載(目的ごとに目標金額の目安を掲載)
  • 資産構成や将来予測といったベーシックな情報を掲載する一方で、過去シミュレーションがなくテールリスクが把握し辛い可能性も(この辺りは8Now!と同じですね)

4.コスト(手数料)

最低投資金額は88ドル(約1万円)からとハードルは相対的に低いです。また、コストがトータルで見て0.88%+αという水準は、他社と対比した相対的な水準で見ると低いです。この点は、THEOやWealthNaviと比較した時の優位性と言えそうです。

コストについては、国内でもロボアドバイザーサービスが増えてきたなか、米国同様に価格競争になると思われ、将来的には更に安くなっていく可能性が高いとみます。

まとめ

以上、4つの視点で分析してきた結果、クロエの評価はBとします。

THEOやWealthNaviと比較すると、手数料以外は、どうしても優位性が見出せず、良くも悪くも普通で、エッジがきいていません。

既存金融機関系らしく、ETFの売買を裏側にいる8証券が行うことで、取引手数料を目的にしたチャネル戦略の一つとして提供されている感が拭えません。

ただ、スマホアプリを用意し、よりロボアドサービスを身近にした点や東証と協業している点は、企業活動という意味では面白いなと思います。

今後のサービス改善を期待し、当サイトでは、引き続きクロエの動向を追っていきたいと思います。

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