ビットコインが生き残れない5つの理由

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

今回は、海外のサイト『Investing.com』で、紹介されていた記事が面白かったので、記事を参考に最新のデータを参照しつつ記事の概要を私なりに解釈した内容でシェアしたいと思います↓

⇒元記事:5 Reasons Bitcoin Won’t Survive

仮想通貨全体を否定する訳ではなく、仮想通貨市場の中でもビットコインの有用性や存在感が相対的に低迷してきており、今後、他通貨がその専有的な立場を取って代わる可能性を示唆した記事です。

以前、当サイトにて、ビットコインの価格はレンジ相場に入り、いずれ適正な価格に落ち着くといった主旨の記事を載せました。今回は、こういった金融市場の立場に立ったテクニカルな分析ではなく、よりビットコインの本質(技術面)に沿った形での分析なので、今後の仮想通貨市場を占う上でも参考になるのではないでしょうか。

⇒参照記事:【そろそろヤバい?】デリバティブ最大手取引所米国CMEにビットコイン先物上場で、価格調整はあるのか?

ビットコインが否定される5つの背景について

ビットコインですが、現在、昨年末につけた最高値から、半額ぐらいにまで価格が下がっており、継続的に価格が低下しています↓

<ビットコイン価格の推移(USD建て)>

(朱書:Cryptocompareより)

この低下だけを持って、ビットコインの終焉を語ることはできないのですが、ビットコインの存在感を低下させる、技術的な理由や環境の変化が出てきています。

その要点を5つのポイントでまとめてくれている記事があったので、最新のデータとデータ参照元を提示しつつ、私なりの解釈をシェアします。

取引速度の鈍化

まず一つ目は、ビットコインの決済における取引スピードの鈍化です。仮想通貨元年と呼ばれる2017年以前の取引では、一取引につき、平均20分前後で決済が完了していました。

しかし、2017年以降、取引量が増えるにつれ、その速度が鈍化しています。実際にBlockchain.Infoというサイトで、取引時間の30日移動平均確認すると、足元で600分程度の時間がかかっていることが分かります(当記事執筆現在)。

ビットコインの取り引きの確認に要した時間(30日平均)

取引時間は、30倍にまで増えています。送金に時間がかかりイライラしている方が増えているのではないでしょうか。

ちなみに、既存の決済手段であるVISAやアルトコインについては以下のような速度(時間)で取引ができるので、その差は歴然としています。特にリップルは中央集権的な作りになっているの、VISAに匹敵する速度での決済が可能です(それでも速度は10分の一未満ですが…)。

  • VISA:1秒間に24,000取引
  • リップル(XRP):1秒間に1,500取引
  • イーサリアム(ETH):1秒間に20取引

取引コストの急上昇

二点目は、取引コストの急上昇です。

2017年以前の取引では、一取引につき、平均1ドル未満で決済が完了していました。しかし、現在は20ドル程度です↓

取引あたりのコスト(USD)

アルトコインについては以下のようなコストで取引ができるので、コスト差も歴然としていますよね。リップルはここでも強いですね。

この辺は、ETHのチャートを見ると分かるんですが、BTCと同様に取引コストは上昇しているんですよね。つまり、非中央集権的な通貨は、程度の差こそあれ取引量が増えるにつれて、構造的にコストが拡大する作りになっています。

なので、XRPのようなコンセプトでないと、仮にBTCのポジションを奪ったとしても、同様の事象が起きる可能性が高いのかもしれません。

規制強化懸念

三点目は、皆さんもご存知の通りです。最近の下落は国際的な規制強化を懸念した動きですよね。

アジアでは、中国や韓国、インドネシアを中心に仮想通貨取引に対する規制強化の動きが顕著になっています。特に、中国やインドネシアでは取引の禁止に近いような状況です。

また、ドイツやフランスも懸念を示しており、次のG20で規制強化に対する国際協調を行っていくように呼びかけています。

これは、ビットコインに限らず当てはまる話なので、必ずしもビットコインの相対的な存在感を低下させるものではないと思います。また、全面的な禁止等ではなく、適切な規制の制定により、投資家保護にもつながるので、必ずしもネガティブな印象を私は抱いていないです。

もちろん、注意は必要ですが。。

マイニングに関する懸念

四点目です。これは、中国のビットコインマイニングに対する規制に起因します。現在、中国政府は、マイニングすらも禁止する方向で動いているとの報道がなされています。

現在、マイニングを行うプール(採掘者集団のようなもの)の大手4社は中国企業で占められており、そのシェアは約7割です。

ハッシュレート分布(採掘量のようなもの)

もし中国のマイニングが禁止されたら、取引の信用を担保してくれているマイニングが急減します。

これもまだ確定した訳ではないので、確かな根拠ではないですが、もし、マイニングがされないと取引が完了しないため、ビットコインによる決済の根幹を揺るがす事態のため、非常に注意が必要です。

取引における匿名性の低下 

最後ですが、こちらも規制に関連する話です。

直近では韓国の規制強化として、取引口座保有者の身元を明かす必要が出てきているようですが、マネーロンダリングや課税逃れのツールに使われないようにするために、国家としては取引者の身元を掴んでおく必要あります。

このため、取引の匿名性が失われることに対する懸念が挙げられています。こちらもビットコインだけに対する懸念ではないので、必ずしもビットコインの相対的な存在感を低下させるものではないと思います。

また、マネーロンダリングや課税逃れは基本的な健全な投資家であればしないと思いますので、そこまで市場を揺るがす話ではないですし、取引市場の健全化という意味では良いことだと私は考えます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ビットコインの存在感が相対的に低下する5つの背景について、以下のように紹介しました。

  1. 取引速度の鈍化
  2. 取引コストの急上昇
  3. 規制強化懸念
  4. マイニングに関する懸念
  5. 匿名性の低下

以上の背景で、必ずしもビットコインから投資家が逃げていくかどうかは分かりませんが、アルトコインの存在感が上昇していくのは間違いなさそうです。実際に仮想通貨市場におけるビットコインの時価総額割合も現在急激に低下してきており、70%超あった占有率は、30%超になっています。

将来の動向を占う上でも、今回上げた5つの背景には今後注目していきたいと思います。

(出所:Coinmarketcapより)

それでは、皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

※ 投資は自己責任でお願いします。

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