仮想通貨を組み入れることで期待できるプラスの効果

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

仮想通貨に投資する意味って何でしょうか?

  • 一攫千金を夢見る短期的な投機?
  • ブロックチェーンという技術(本質的には分散型台帳というコンセプト)への長期的な投資? 等々

色々ありますよね?

ただ短期的な投機はバブルを生むので大損する可能性がありますよね(特に2017年末~2018年初に投資をして含み損を抱えている人も多いのでは?)。

かと言ってブロックチェーンが本格的にビジネスで実装されるのはそれなりに先になりそうなので、そこまで長期は待てないという人も多そうです。

そこで、本記事では投資ポートフォリオ内に仮想通貨を組み入れることの効果を確認することで、そもそも現時点で投資することに意味を与えることを試みます。

仮想通貨組入れ効果の調査

日本人投資家のポートフォリオについて

という訳で、仮想通貨の組み入れ効果を調べます!

典型的な日本人投資家のポートフォリオはどういうのが想定されるでしょうか?

  1. 国内株式100%
  2. 外国株式100%
  3. 国内外株式50%/50%

上記のような感じでしょうか?

この3種類のポートフォリオで組入れ効果を調査してみたいと思います。ついでに最近ヘッジファンドが仮想通貨を組み入れるニュースが増えているので、ヘッジファンドが仮想通貨に投資する効果(意義)も確認しようと思います!

各ポートフォリオのリスク・リターン効率の確認

まずは、下記ポートフォリオ・資産の単独のリスク・リターン効率を過去5年間の実績で調べてみます。

  1. 国内株式100%:TOPIXを利用
  2. 外国株式100%:MSCI Kokusaiを利用
  3. 国内外株式50%/50%:TOPIX/MSCI Kokusaiを利用
  4. ヘッジファンド:Hedge Fund Research社のインデックスを利用
  5. ビットコイン単独:Coin Market Capを利用

<各資産・ポートフォリオのリスク・リターン(過去5年間)>

  リスク
リターン

リスク・
リターン効率
②÷①

1. 国内株式100% 15.4% 12.9% 0.84
2. 外国株式100% 15.0% 13.2% 0.88
3. 国内株式50%/外国株式50% 14.4% 13.2% 0.92
4. ヘッジファンド 3.7% 3.3% 0.89
5. ビットコイン単独 225.8% 125.4% 0.56

※リスクは月次リターンを利用して標準偏差を計測(期間は2013年4月~2018年3月の5年間)

ビットコインはやはりリスクがとても高い…国内株式の約15倍のリスクです。その分リターンも10倍近く高いので許されているんでしょうね。

意外だったのが、国内株式と外国株式を半々で持つポートフォリオが一番リスク・リターン効率が高いことです。分散効果がある程度働いてリスクが1%程度落ちるのが大きいのかもしれません。

また意外だったのが、ヘッジファンドです。イメージと違って低リスク・低リターンの運用なんですね。

それぞれにビットコインを組み入れると…?

という訳で、前述の1~4とビットコインを組み合わせるとどの程度リスク・リターン効率が上がるのか?を調べたいと思います。併せてリスク・リターン効率が最大になるようなビットコインの投資比率も算出します。

<各資産・ポートフォリオのリスク・リターン(過去5年間)>

  リスク
リターン

リスク・
リターン効率
②÷①

ビットコイン
投資比率

1. 国内株式+BTC 21.4% 22.9% 1.07 6%
2. 外国株式+BTC 20.2% 21.8% 1.08 5%
3. 国内株式50%/外国株式50%+BTC 19.0% 21.1% 1.11 5%
4. ヘッジファンド+BTC 5.1% 5.7% 1.12 1%

※リスクは月次リターンを利用して標準偏差を計測(期間は2013年4月~2018年3月の5年間)

結果として、株式ポートフォリオに対しては5~6%程度をビットコイン投資に振り向ければ、リスク・リターン効率が最大となるようです。数値自体もビットコイン前後で上昇しています。

この結果だけを信用すれば、株式投資家がビットコインに投資することの意義は見出せそうです。

ただし、内訳をみるとリスクが上昇し、それ以上にリターンも上昇することでリスク・リターン効率が上昇しています。つまり、この先も同じように高いプラスのリターンが見込めないといけない点に留意が必要です。

とはいえ、株式とビットコインの相関が低いので、分散効果が働き想定よりはリスクが上昇しない結果となりました。各資産・ポートフォリオに対する分散効果として、株式ポートフォリオに対しては5~6%程度リスクを押し下げる効果があるようです。

このため極小さな割合に留めるのであれば、株式投資家がビットコインに投資することは意義があるのではないでしょうか。

<各資産・ポートフォリオに対するビットコインの分散効果>

  リスク
リスク
(相関1仮定)

分散効果
①-②

1. 国内株式+BTC 21.4% 27.8% -6.4%
2. 外国株式+BTC 20.2% 26.0% -5.8%
3. 国内株式50%/外国株式50%+BTC 19.0% 24.3% -5.3%
4. ヘッジファンド+BTC 5.1% 6.8% -1.7%

※リスクは月次リターンを利用して標準偏差を計測(期間は2013年4月~2018年3月の5年間)

ヘッジファンドがビットコインに投資することでリスク・リターン効率が上昇していますので、ビットコインに投資する意義が見出せるようです。とはいえ、1%程度と極小さな割合に留まっていますが。

まとめ

いかがでしたか?

今回は以下のような日本人投資家の典型的なポートフォリオにビットコインを組み入れることによる効果を確認しました。

  1. 国内株式100%
  2. 外国株式100%
  3. 国内外株式50%/50%

結果として、ビットコインを5~6%程度組み入れるのがリスク・リターン効率を最大化させることにつながることが分かりました。組入れ前後でリスク・リターン効率が上昇するため、日本の株式投資家がビットコインを投資することに意義が見出せるのではないでしょうか?

それでは、皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

※ くれぐれも投資は自己責任でお願いします。

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