【ICO銘柄分析】Digital Developers Fund(DDF)に投資すべき理由

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

さて、今回取り上げるICO銘柄は、Digital Developers Fund(DDF)です。

DDFは、2010年に立ち上がったファンドで、元々はウェブ上のドメインネームを対象に投資を行っていたファンドです。最近の仮想通貨投資の盛り上がりを背景に、ICO銘柄を含む仮想通貨への投資を開始しました。

つまり、DDFは、仮想通貨やICO銘柄に選別投資をしてくれるベンチャーキャピタルファンドなのです。自分で選別が難しいという方は、このDDFを活用すると、少ない資金でも分散された仮想通貨ポートフォリオが手に入る訳です。

それでは、早速DDFを分析したいと思います。

DDFには投資妙味があるのか??

さて、DDFをICO Reviewsが用いている視点と独自の視点を追加した、7つの視点で分析した結論は以下となります。
(詳細は後述)

投資妙味あり:
専門家が代わりに投資をしてくれる点は非常に魅力的で他にないトークンと考える。

  1. 安全性:特段大きな問題はなし
  2. 市場のニーズ:一定程度見込める
  3. ブロックチェーン技術との相性:相性は悪くないが別に当該技術が必要かといえばそうでもない
  4. 企業チーム:長期経験があるプロが投資を担当している
  5. ブロックチェーンの技術力:評価対象外
  6. 市場公平性:ファンドと投資家の利害は一致している
  7. 情報共有・メディアマーケティング:普通

1. 安全性

まず、ICO銘柄で気にしなければいけないのは、詐欺ではないかどうかです。ある調査では、ICO銘柄の半分以上が実態のないものだという結果が出ていますので十分注意したい所です。

さて、DDFですが、安全性に特段問題はないと考えます。

というのは、①大手の会計事務所Grant Thorntonが、レビューをしてお墨付きを与えていること、②ケイマン諸島にファンドの登録がされていることや、③ケイマン諸島の会社法に準拠した会社であることのメモランダムがあること、などから少なくとも詐欺まがいの実体のない会社ではないことが示されています。

とはいえ、この点はいくら調べても100%保証はできないので、気になる方はご自身でより精査下さい。

2. 市場のニーズ

サービス内容や解決できる課題が、本当に需要が見込めるのかという観点です。

DDFが提供するサービスですが、デジタルアセット専門の投資運用業です。仮想通貨以外には、ウェブドメインが主な投資先になります。具体的には、以下のようなデジタルアセットポートフォリオを想定しているようです。

ドメインネームと仮想通貨が大半を占めるようです。一部、仮想通貨のマイニングオペレーションにも投資をすることで、仮想通貨市場からの分散を図ります。また、Reserve Fund(ビットコインやイーサリアム、現金)を積んでおくことで、市場の下落にも一定程度耐えうる作りになっています。

ドメインネームですが、これも言わばインターネット上の不動産として、大きな価値を持ちます。特に短く印象に残る物ほど高値で取引されるようです」。例えば、『privatejet.com』は、アメリカの合同会社Nations Luxury Transportation社が24億円で買い取ったそうです。売買を取引できるサイトも多く、日本だとお名前.comが有名ですね。

こうした、ドメインネームや仮想通貨を含む、所謂デジタルアセットをその道の専門家が見極めて投資をしてくれる訳です。
これは、十分に需要が見込めるビジネスなのではないでしょうか。

ICO銘柄や仮想通貨への投資が、詐欺の可能性を含むベンチャーキャピタル投資であることを踏まえれば、専門家に委ねるというのは極めて自然な流れかなと。すでに投資が進んでいる他の資産(主にドメインネーム)からも収入が見込める点も良いですね。

ただし、投資をお願いする分、運用手数料が2.5%と以下のような成功報酬がかかってくる点には要注意です。
通常のベンチャーキャピタルファンドが運用手数料が2%程度であることを踏まえると若干高いです。この、ファンドに支払う手数料を必要経費と割り切るか否かで、投資の是非も変わってくるかもしれませんね。

  • 純利益が0-5%の場合:成功報酬なし
  • 純利益が5-10%の場合:利益に対して5%の成功報酬
  • 純利益が10-15%の場合:利益に対して12%の成功報酬
  • 純利益が15%超の場合:利益に対して15%の成功報酬

3. ブロックチェーン技術との相性

サービス内容がブロックチェーン技術と相性が良いかどうか否かという観点ですが、評価はニュートラルでしょうか。

相性は悪くないと思いますが、ビジネスモデルとしてブロックチェーンが必要かというと別にそうではないです。あくまでも、デジタルアセットへの投資を行うファンドなので、極端な話、ファンドを米ドル建てや日本円建てにしても良い訳です。

とはいえ、DDF自体がトークンなので、取引所で売買できるという点は流動性の観点では良いと考えます。

4. 企業チーム

サービスを提供するチームがイケてるかどうかという観点です。他に比較感がないので、評価が難しいところですが、個人的にはポジティブに考えています。

ファンドを立ち上げたMichael Marcovici氏は、ドメインネーム投資に携わって15年と長期に渡る経験があります。彼が、ポートフォリオ全体の戦略を運営します。

資産管理を行うDavies Guttman氏は、ヘッジファンドでの経験等、20年以上の投資業務経験を持っています。

また、肝心の仮想通貨関連の投資ですが、Demelza Hays氏がアドバイザーとして付くようです、同氏は、リヒテンシュタイン公国(スイスとオーストリアの間に位置する国)のリヒテンシュタイン大学で、仮想通貨関連の博士号を取得した専門家です。

経験の長さという意味では、投資業界において、15年程度というのは普通というかむしろ短い気もしますが、デジタルアセットを専門にして10-15年程度というのは、恐らく他に例は少ないのではないでしょうか。

5. ブロックチェーン技術に関する能力

ブロックチェーン技術に関して有能なエンジニアがいるかどうかという観点ですが、ビジネスモデル上、そこまで高い技術は必要ないので、評価の対象にはしません。

Demelza Hays氏が、専門家ではあるので、そうした知見は期待できそうです。

6. 市場公平性

サービス内容がユーザー側からみて公平性があるのかどうかという観点ですが、成功報酬等を踏まえますと、ファンドと投資家全体の利害は一致していると考えます。

7. 情報共有・メディアマーケティング

情報共有やメディアマーケティングですが、これは至って普通でしょうか。

DDFのウェブサイト上のメディアページで、情報を開示してくれていますし、TwitterやFB、Telegram、Slack等で随時情報発信をしてくれていますが、他のICO銘柄とこの辺はあまり対応に特色はありません。

また、ICO終了後、情報発信があまり活発でないのも気になる部分ではあります。。

まとめ

いかがでしたか?

上記に挙げた7つの視点から、DDFには投資妙味があると考えております。

特に、DDFが、仮想通貨やICO銘柄に選別投資をしてくれるベンチャーキャピタルファンドであることを踏まえれば、自分で選別が難しいという方は、このDDFを活用すると、少ない資金でも分散された仮想通貨ポートフォリオが手に入るのでオススメです。

ちなみに、この銘柄ですが、正確にはICOは7月に終了していて、以下の取引所で売買が出来る状況にあります。ICO時点の値段よりも半分弱になっているので、お買い得と言えばお買い得です。

私は、Cryptopiaを通じて投資をしました(一部買い付け中)。
現在、徐々に値上がり傾向にあるようです⇒Crypto Compare

いずれも、小さい取引所なので、Bittrex等に上場されれば、より高い値上がりが期待できそうですが、果たして。。

追記(2018/1/21):

DDFで配当が入りました!

※ 投資は自己責任でお願いします。

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コメント

  1. みうら より:

    はじめまして
    このコインの配当はこのDDFコインで行われるのでしょうか。
    それともイーサリアムで行われるのでしょうか。
    取引所経由で購入し、マイイーサウォレットに保管すれば分配の対象となるのでしょうか。
    こちらのコインに興味があるのですが何分初心者でよくわからずお聞きしました。
    ご回答いただけましたら幸いです。
    宜しくお願いいたします。

    1. 木戸 より:

      みうらさん、ご質問ありがとうございます。
      以下、ご回答いたします。

      >このコインの配当はこのDDFコインで行われるのでしょうか。
      >それともイーサリアムで行われるのでしょうか。

      DDFのホワイトペーパー等には、DDFなのかETHなのか、配当の通貨については何も言われていないです。
      ただ、同様に配当が分配されるBNKやTAASでは、ETHで配当されているので、恐らくDDFもETHで分配されるのかかと考えています。

      >取引所経由で購入し、マイイーサウォレットに保管すれば分配の対象となるのでしょうか。

      私がDDFの中の人(ディレクターのMichaelさん)に確認したところ、取引所で購入した場合、「マイイーサウォレットに保管してほしいと言われました。」

      また、今年の9月末に予定されていた配当はなかった点を大事な留意点としてお伝えしておきます。12月末にも予定しているのですが、正直どうなるのか分かりません。

      一方で、彼らが毎月送付してくれるレポートによれば、内部留保されていて、ファンド内に資産自体はつみあがっているので、1DDF当りの純資産総額は上昇しています(9月末:$0.21→11月末:$0.23)。

      加えて、取引価格は$0.08(<$0.23)なので、価格としては割安かと思います(19:06現在のETF価格より算出)。

      恐らく、配当がしっかりと分配されれば、取引価格も上昇するのかなと思います。
      なので、これから投資される方の投資スタンスをまとめますと以下のような感じかなと思います↓

      ①配当を今すぐほしい方
      ⇒投資すべきでないと考えます。しっかり配当が出ることが分かってから投資するので良いかなと思います。そのときは価格も上昇してしまっている可能性が高いですが。

      ②配当に拘らず割安に買いたい方
      ⇒現状でも割安な水準だと思うので、投資して配当が出るまで辛抱。その代わり、しっかり価格が上昇するまでは長期ホールドを覚悟してください。

      長文となりましたが以上です。
      何かほかにご質問があれば教えてください。

  2. みうら より:

    ご丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。
    大変詳しく参考になりました。
    内部留保が取引価格以上とは驚きです。
    配当系は初めてですが、面白そうなので、あとは自己責任として購入していこうと思います。
    それにしても板が薄いですね・・・
    逆にこういう時に買い集めて置くのが良いのかもしれませんが。
    貴重な情報ありがとうございました。
    他の記事もいろいろ参考にさせていただきますm(__)m

    1. 木戸 より:

      みうらさん

      いえいえ。またいつでもご質問ください。

      個人的には、配当等のキャッシュフローがないと、トークンに価格が付くことの根拠が持たせられないと考えています。

      なので、買うなら配当系が良いと思っています。

      仰る通り、今は板が薄く、誰も注目していない可能性が高いですね。一度配当が出ると注目を浴びて買われやすくなって価格上昇の流れができる気がします。。

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