【保険のロボアドバイザー】Donuts(ドーナツ)を試してみた!

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

先日、MUFGグループのみんなの保険が保険のロボアドバイザーを打ち出したという記事を書きました。
【保険のロボアドバイザー】みんかぶ保険(自分の保険デザイン)を試してみた!

実は、一足先に Sasuke Financial LabがDonutsという保険ロボアドをリリースしていたようです(プレスリリースはみんなの保険の方が先?)。試してみた率直な感想としては、『自分の保険デザイン』よりも使い易いし提案にも納得感があってとても良いなと感じました。

という訳で、保険ロボアド『Donuts』について提案までの入力手順やアウトプットの内容を調査します!

保険ロボアド『Donuts』

Donutsでは、死亡保険・医療保険(がん保険・就業不能保険)について提案してくれます。学資保険や介護保険が含まれていないのが、自分の保険デザインと異なるところでしょうか。

学資保険はそもそも投資信託等の金融商品の方が効率が良いですし、介護保険はもしかしたら想定するユーザーのターゲット層とは違うため、コストも考え提案対象からは外したのかもしれませんね(勝手な推測ですが)。

さて、提案までの流れは以下となります。

1. 7つの簡単な質問に回答

最初に、非常に簡単な以下の7つの質問に回答することになります。

  1. あなたが亡くなったとき、経済的に困る人は誰ですか?
  2. 病気やケガで入院した際に心配なのは?
  3. 病気・ケガの治療費や入院費として、50万円程度の蓄えがある/ない(当面の生活費は除く)?
  4. 保険を選ぶときに優先したいポイントは?
  5. 性別は?
  6. 年齢は?
  7. 毎月払っている保険料は?

どうですか?どの質問も選択肢が用意されていて簡単に答えられます。内容のシンプルで何のために聞かれているのかが分かり易いです。

特に、保険を選ぶ際の優先事項として、「保険料を重視」という選択肢が盛り込まれているのが、コスパも考えたい私としては嬉しいポイントでした。

2. 提案する保険の種類と内容を提示

それぞれの質問に以下のように答えた所、ロボから『「保険料」と「保障」のバランス重視』の提案をもらいました。

  1. 配偶者と子供
  2. 働けないリスク
  3. 蓄えがある
  4. 保険料を重視
  5. 男性
  6. ○○歳
  7. 1万円以下

そして、以下の種類の保険についての細かい提案がありました。

  • 死亡保険:必要
    • 理由:高校生以下のお子様がいる場合は、一般的に教育費や生活費など支出がかさみがちです。保険料を抑えて保障が得られる「収入保障保険」を検討してみましょう。
  • 医療保険:必要なし
    • 理由:多くの病気・ケガの場合、健康保険や高額療養費制度があるため、自己負担額はそれほど多くない傾向にあります。そのため、余裕資金がある程度ある人は「医療保険」の必要度は高くありません。ただし、治療が長期化したり、経済的負担が大きい場合は、医療保険も検討してみましょう。
  • がん保険:必要なし
    • 理由:がんは抗がん剤などの治療のため、仕事を続けることが難しくなり、収入減になることも多い病気です。こうしたリスクに対し備えができている人は、がん保険の必要度は高くありません。もし心配な場合は、改めて貯金等の備えができているか確認してみましょう。
  • 就業不能保険:必要
    • 理由:病気・ケガ・がん治療等により、仕事ができず、収入減になるリスクに備えるためには、「就業不能保険」で備える方法を検討してみましょう。

必要なしという保険も出ており、必要ない場合にはしっかりと必要ないと回答してくれるのは、顧客目線に立っていて嬉しいですね。自分の保険デザインでは、どの保険も満遍なく必要という前提で設計されている感がありました(本来、不必要な保険も提案されている気がしました)。

この辺は、アプリを作る側が、顧客側に立っているのか?それとも保険会社側に立っているのか?で設計思想が変わる所なので、最も重要なポイントだと考えています。

いずれ、保険ロボアドも増えていくとは思いますが、どうしても大手企業はそういう保険会社側を忖度する設計になる気がしますね。

偏見かもしれませんが、通常のロボアドでも、売る側の視点でサービスが提供されているのは大手金融機関ばかりだったので、保険ロボアドでもそういう傾向が出ると勘ぐってしまいます。。

また、理由も添えて必要あり・なしを判断してくれるので納得感がありますよね。

3. 具体的な保険商品の提示

更に!Donutsの素晴らしい所は、具体的な保険商品も提示してくれるんです!

これは、自分の保険デザインではなかったサービスなので嬉しいですよね。最適な保険ポートフォリオを提案してくれるまでがロボアドだと思うので。

今回は以下の保険商品を提示してくれました。

  • 死亡保険:アクサダイレクトの収入保障2
  • 就業不能保険:働く人への保険2

毎月の保険料の合計は、5,186円とそこまで高い印象は抱きませんでした。通常は保険漬けになって、毎月1~2万円程度は支払うことになるイメージがあったので。そういう意味では、質問4番で保険料重視と回答したのが効いてそうですね。

ただし、最終的に保険を購入するのは各社のウェブサイトのリンクから飛んで買いに行く必要があります。Donutsのリンクから飛ばないと、Donutsを通してその保険を選んだことが各保険会社に認識されなさそうですね。

その辺の最終的なDonuts(Sasuke Financial Lab)としてのマネタイズはどうするのか少し気になるところです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、保険ロボアド『Donuts』について紹介しました。

個人的には、自分の保険デザインよりも以下の観点でユーザー目線に立っているなと感じました。

  1. 質問が単純明快
  2. 提案内容(不必要な保険は提案しない&理由の提示)
  3. 具体的な保険商品まで提案

一方で、提携している保険会社が少ないのは今後の課題といえそうです。自分の保険デザインは、大手各社と順次提携することが発表されているため、そこは大手メガバンクグループの強みでしょうか。

また、Donutsにせよ、自分の保険デザインにせよ、「あくまで保険購入のための視点が分かるだけ」に過ぎないかなと感じます。つまり、このロボによる提案だけですんなり保険商品を買う気にはなりませんでした。

やはり最後は人の専門家の意見も踏まえて買いたいなと。

そういう意味では、最終的に人の保険営業につなげる導線も用意されている方が良いんでしょうね。通常のロボアドでも同じことが言えて、欧米のロボアドは人とロボが共同で金融商品を提案しているケースも増えてきていますよね。

とはいえ、こういったサービスがより普及して個人が自分の保険をデザインできるようになる世界は素晴らしいと思うので、ぜひ頑張ってもらいたいなと思います!

それでは、皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

※ 投資は自己責任でお願いします。

  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*