資産形成で確実に資産を増やすために必要な3つのこと② – 実践編

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

今回は、前回に書いた記事『資産形成で確実に資産を増やすために必要な3つのこと』の続きとして、実践編、つまり具体的に何をすれば良いのかについて、解説していきます。

前回は、資産形成(資産運用・投資)で確実に資産を増やすために、以下の3つが必要だとお話しました↓

  1. 運用コストの削減
  2. 税金コストの削減
  3. 投資収益の安定化(リスクの削減)

早速、それぞれについて、具体的に何をすれば良いのか、見ていきましょう!

運用コストを削減するには?

資産運用・投資にかかるコストは、大きくは以下のように分類・整理することが出来ます。

    1. 売買手数料(証券会社に支払う手数料)
    2. 保有手数料(信託報酬:以下の機能ごとに会社に支払うコスト)
      1. 委託会社(ファンドの運用 等)
      2. 販売会社(購入後の情報提供 等)
      3. 受託会社(資産の保管・管理 等)
    3. その他(一任・助言等に支払う手数料)

株式や債券等に分散された”賢い”ポートフォリオを構築する場合、大きくは以下のようなプロセスを踏むことになる。

  1. 株式や債券等の最適な資産配分比率を決定(各個人のリスク許容度等で変化)
  2. 株式や債券等に関して分散された個別資産のポートフォリオを構築(1で決めた配分比率ごとに)
  3. 定期的にリバランス実施(ポートフォリオの資産配分比率を保つため)

これらのプロセスを行うのに、全てをDIY(Do It Yourself)形式で行う方法から、一部あるいは全てを専門家に任せる方法があります。

どんなサービスでもそうですが、一般的には、DIY形式で全てを自分でやる場合にコストは最安になり、全てをプロに任せた場合にコストは最も高くなります。

想定される投資形式に分けて、かかる手数料を想定すると以下のようになります(100万円の投資を想定)

100万円投資した場合にかかる手数料の想定①

売買手数料は固定のため、投資額が増えるほどに低減するのですが、100万円程度の投資を想定した場合には、意外に重荷となることが分かりました。

最もDIY率が高い(お任せレベルが低い)はずの、A:直接投資が意外に手数料が高くなるということです。

また、個別銘柄を買うことで各資産クラスで分散されたポートフォリオを構築するのは、100万円程度の投資額では、理想に近いものを作るのは中々難しいんです。

このため、直接投資で行う場合には、労力がかかる割に、コストを抑えた投資はできないことが分かりました。(もちろん、1,000万円超の投資が可能であればコストは最も安くなります)

一方で、投資信託を利用する場合には、売買手数料がゼロのノーロード投資信託が出ているので、売買手数料はゼロにできます。また、信託報酬も低コスト化が進んでいるので、保有コストもかなり安くすることができますね。

当サイトでも紹介している助言型ロボアドを利用すれば、理想のポートフォリオを見極めるのも無料で簡単にできるので、この方法がDIY率が高い(お任せレベルが低い)なかでは、コストを低廉化できます。

  • B:シングルファンド
    • 労力はかかるものの、理想のポートフォリオを作ることが可能で、最も低コストに
  • C:シングルファンド(バランス型)
    • 理想のポートフォリオに近い投信を探すのが手間ですが、一度決めれば一任でき、低コストに
  • D:ファンドオブファンズ
    • Cとあまり変わらないにも関わらず、Cの方がコスト面で優れている

投資一任型ロボアドを利用した場合、一連の作業を一任できますが、その分コストがかかります。自身でポートフォリオを構築する場合と比較すると約7倍程度のコストがかかるため、労力との見合いで利用を検討すべきと思われる。

また、仕組化できる助言型ロボアドを利用する場合を考えてみます。これは今の所、投信工房(松井証券)とマネックスアドバイザー(マネックス証券)の二つのみですかね。

この2つのサービスについて、かかる手数料を想定すると以下のようになります(100万円の投資を想定)

100万円投資した場合にかかる手数料の想定②

この場合、投資一任型に近いレベルで理想のポートフォリオを構築できるうえに、お任せ度合いも高いので、なるべく労力を抑えたい人にはオススメな選択ですね。

ただし、コストには要注意です。

投信工房は、投信保有手数料のみがかかり、それ以外はゼロなので、コストは自分でポートフォリオを構築する場合とほぼ同程度にできますね。投資可能な投資信託のラインナップが限られるため、若干高くならざるを得ないようです。

一方で、マネックスアドバイザーは、サービス利用料に0.3%かかる上に、ETFに投資することから、その売買手数料を支払うことになる。

このため、実は、100万円程度の投資の場合は投資一任型よりもコストがかかるんです。
(投資金額が150万円を超えた場合はマネックスアドバイザーの方が安くなる)

こうして比較表を眺めると、なるべく労力をかけずになるべく低コストで資産運用をする場合は、方法F:投信工房が最も良いという結果になりますね。

ある程度、労力をかけてでも低コストで、100%理想のポートフォリオを実現したいのであれば、方法D:各資産クラスでシングルファンドを購入して、ポートフォリオを構築するのが良いですね。

とにかく何も考えずに全てお任せしたいのであれば、投資一任型ロボアドを利用するのが良いですが、かかるコストを見極めた上で利用を検討されるのが良いですね。

個人的には、投信工房で十分な気もしますが…。

税金コストを削減するには?

基本的に投資で得た利益には、所得税と住民税で合わせて20%かかってきます。このため、税金を安くする手だてが必要です。

これは、国が決めることなので、安くするのは中々難しいのですが、対応策としては以下のようなことが考えられます。

  1. 含み損を実現させて利益を圧縮(瞬間売買を繰り返す)
    • 若干複雑な対応が必要になるが簡単に税金コストを減らせる(以下、事例解説)
      1. 売却益が100万円ある場合を想定
      2. 本来であれば、利益の約20%にあたる20万円が税金となるが…
      3. 含み損が80万円ある銘柄を売却して80万円の損失を実現(その後すぐに買い戻してポジションは維持)
      4. 売却益100万円のうち、売却損80万円が相殺されるので、税金は売却益20万円に対する4万円に圧縮
  2. NISAを活用
    • 運用益を非課税にできる(一括投資・積立投資の場合で年間上限額は、それぞれ120万円・40万円)
      ⇒詳細は金融庁ウェブサイトを参照

  3. iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用
    • 運用益を非課税にできる(最大毎月68,000円が積立上限)
      ⇒詳細はiDeCoナビを参照

投資収益を安定化させるには?

大きくは、以下の3点を認識しておく必要があります。

  1. 各資産クラスでリスクの大小が異なる
  2. リスクの低い(高い)資産は期待リターンが低い(高い)
  3. 資産を組み合わせることで全体のリスクを低減することができる

1・2については、以下のような分布となりますので参照してみて下さい。

各資産クラスのリスク・リターン分布

3については、助言型ロボアドを利用すれば、全体でリスクを低減した資産の組合せが計算されるので、助言型ロボアドを利用するのが労力もかからず良いと思われます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、資産形成(資産運用・投資)で確実に資産を増やすために、必要な3つのことについて、具体的に何をする必要があるかをお話しました↓

  1. 運用コストの削減
    • 低コスト・高労力:助言型ロボアドと投資信託を活用して自分でポートフォリオを構築
    • 低コスト・低労力:投信工房(松井証券)を活用
  2. 税金コストの削減
    • 瞬間売買を利用した実現利益の圧縮
    • NISAやiDeCO等の税務優遇制度を活用
  3. 投資収益の安定化(リスクの削減)
    • 以下を認識しつつ、方法論としては助言型ロボアドを利用するのが最も容易
      1. 各資産クラスでリスクの大小が異なる
      2. リスクの低い(高い)資産は期待リターンが低い(高い)
      3. 資産を組み合わせることで全体のリスクを低減することができる

想定される具体的な方法は上記となります。

それでは、皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

※ 投資は自己責任でお願いします。

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