【AI運用投資信託】Yjamプラス!の実力は!?

「『お金に働かせる』をもっと身近に!」、eVestment BootCampの管理人、木戸です。

今回は、ヤフーグループが全力を挙げて、開発・運用を行う、AI運用投信「Yjamプラス!」について特集します。

先日作成したAI運用投資信託比較表で確認したところ、パフォーマンスも良く、ヘッジファンド型の運用をしていて、手数料も比較的安いという、中々見どころのあるAI運用投信です。

商品の設定から1年弱ですが、まだ174億円までしか残高が積みあがっていません。個人的には、もっと注目されても良い気がするので、この記事で応援したいと思います!

パフォーマンスは設定来で、+20%弱の好成績(2017/10/31現在)。

それでは、早速Yjamプラス!について調べていきたいと思います!

Yjamプラス!は、ヤフーのグループ企業であるアストマックス投信投資顧問が運用していますが、AIを活用した投資助言をMagne-Max Capital Management(こちらもヤフーの傘下)が行います。

分類としては、AIによる投資判断を活用したいわゆるクオンツ型の株式ロング・ショート戦略の投資信託に該当します。膨大なデータ処理を実現するAIが、ヤフーにあるニュースや検索キーワードなどのビッグデータを解析するようです。

ビッグデータを元に、AI が確率計算を行い、今後の株価の上昇が高い確度で予測できる銘柄を買い、株価の低迷が高い確度で予測できる銘柄を売ることで、株式ロング・ショートのポートフォリオを構築するのが特色です。

ビッグデータ

市販されているデータベース管理ツールや従来のデータ処理アプリケーションで処理することが困難なほど巨大で複雑なデータ集合の集積物を表す用語である。

(出所:ウィキペディア『ビッグデータ』)

Yjamプラス!の基本情報

ここでは、Yjamプラス!の基本情報を確認してみましょう。

運用内容

運用内容は、基本的に日本株式を対象に運用されます。ただし、以下のような文章が商品内容説明資料に書いてあり、外国株式にも投資する可能性があります。その際には、為替ヘッジが行われるため、余計な為替リスクは負わないように設計されているようです。

日本株から世界へ展開!

日本株に収益機会が見出せなくなった場合は、海外株への投資も行ないます。
外貨建資産への投資に当たっては、為替変動の影響を抑制するために、原則として外貨売り/円買いの為替取引を行ないます。

(出所:『Yjamプラス!商品内容説明資料』より)

現状は、全て国内株式で構成されているようです。また、株式先物のショートポジション(売り)も現状は持っていません。過去からのパフォーマンスの推移をみていると、TOPIXと似たような動きをしており、ロングバイアスのかかった投資信託のようです。

このため、所謂ヘッジファンドには該当しないため、エンダウメント投資のポートフォリオに、HFとしては使えないですね。残念です。。

TOPIXに追随する投資信託(ETF)に勝つのであれば、投資する意味があるということになります。

運用手数料

信託報酬(手数料)は0.92%となっています。

同様の運用内容の投資信託の平均が、1.55%程度なので、それと比較すると低水準ですね(モーニングスターより)。また、AI運用投信の平均(1.2%程度)と比較しても安いです。

ここは、他の投信と比較して、Yjamプラス!に投資を行うメリットですね。

ただし、TOPIXにトラックする投資信託(ETF)の手数料は、最安で0.06%なので、これに手数料控除後で勝とうとすると、年率0.86%超のパフォーマンスで上回る必要があります。

それでは、実際に運用成績を確認してみましょ~。

運用成績

直近までの運用成績は以下となっています。

<Yjamプラス!(2017/10/31)>

1ヶ月 +6.33% 3年 –%
3ヶ月 +11.55% 5年 –%
6ヶ月 +18.88% 10年 –%
1年 –% 設定来 +18.78%

モーニングスターの検索結果によれば、6ヶ月以内リターンだと、日本で売られている投信の中では、下位1/4程度にランクインしており、必ずしも優秀とは言えないかもしれません。

一方で、同基準日のTOPIXインデックス投信の成績は以下となっています(iシェアーズ TOPIX ETF を参考として利用)。

1ヶ月 +5.45% 3年 –%
3ヶ月 +9.95% 5年 –%
6ヶ月 +16.34% 10年 –%
1年 –% 設定来 –%

こうしてみると、6か月間の時点で+2.5%勝っていますね!現在の所では、Yjamプラス!に投資することは意味が見出せそうです。

GSAMの運用するAIブレインもそうですが、AIによる運用は現状までは上手く行ってそうですね?

さて、ここからは、具体的にどういった運用がされていて、AIはどのように活用されているのかを確認してみたいと思います!

具体的な戦略モデル事例

以下のように、AIは「リサーチ~解析・投資判断」まで全てを担っているようです。もちろん、AIのモデルはMagne-Max Capital Managementが作成しているので、人の手が介在していない訳ではないです。以下より具体的なAIモデルを見てみましょう!

事例①:スター発掘モデル

なかなか、面白い視点ですね。大量にある株式銘柄から、注目度↓⇒注目度↑の変化が起こる銘柄を見極めるのは、大量のデータを分析できるAIならではですよね。こういう銘柄は、いわゆる大型銘柄よりも中小型株に集中するケースが多そうですが。

Yjamプラス!では、いつも目立っている今のスターではなく、日頃は目立たないけど実力を持っていて、ある機会に花開く「将来のスター」を投資の世界でも発掘します。

(出所:Yjamプラス!ウェブサイトより)

事例②:確率的モテ期予測モデル

株式には、価格上昇・下落にサイクルがあるのですが、それを見極めるモデルのようです。これも同様に大量にある株式銘柄から、ビッグデータを元に判断するため、AIならではと言えそうです。

ただし、行うことは結局は株価の予測になるので、そう簡単にはいかない気もします。AIと言えども、不確実な将来を確実に予測するのは無理なはずなので。

ヤフーにあるビッグデータや世の中にあふれるニュース、天気、掲示板などの情報をもとにして、株のモテ期を高性能コンピュータ上で動く人工知能(AI)が探し出し、モテ期の到来直前に投資します。

(出所:Yjamプラス!ウェブサイトより)

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ヤフーグループが総力を挙げて運用する「Yjamプラス!」について特集しました。

記事の内容をざっくりまとめると、以下となります↓

  1. 運用内容は、国内中心の先進国株式に対するロング・ショート戦略(現状は国内株式100%、買いポジションのみ)
  2. 運用成績は優秀で、投資することに意味は見出せる
  3. AIが、データ解析~投資判断までを行う
  4. AIモデルは上手く行きそうなのもあれば難しそうなのもあり(モデル自体は人が作成)

Yjamプラス!に投資するのは中々面白そうです。まだまだ残高が積み上がっていないので、どんどん人気が出てくると嬉しいのですが。良いパフォーマンスを継続的に出す必要がありそうですね!

それでは、皆さんも投資で明日を切り開きましょう!

ではでは。

※ 投資は自己責任でお願いします。

 

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